2011年に公開された映画「マイティ・ソー」を英語字幕で見た感想です。
本作はマーベルの他のスーパーヒーローとクロスオーバーする「マーベル・シネマティック・ユニバース」の第4作となります。
現代の地球が主な舞台ですが、北欧神話をモチーフにしておりファンタジー色も強い作品です。
そのため北欧神話の固有名詞が多く出てきますが、それを除けば専門用語が出てくることもあまりないので、英語字幕があればストーリーは大体つかめると思います。
浅野忠信が出演していることでも話題になりましたが、セリフは少ないものの、日本人英語ではないナチュラルな英語に聞こえます(本人は発音は上手くできるものの、英語はあまり話せなかったのだとか)。
タイトルにもなっている主人公のThorは北欧神話の主要な神で、英語読みではソーとなりますが日本では「トール」という呼び方が良く知られています。
ですので、海外では「Thor」というタイトルが直球で北欧神話に関する映画であることを表しているのですが、日本の「マイティ・ソー」というタイトルではほとんど伝わりません。
父親のオーディンや弟のロキは日本でも呼び方が同じなので知っている人も多いと思いますが、トールだけカタカナなのに英語と呼び方が違うためかなり混乱しますね。
さて映画の内容です。
冒頭で現代の地球が主な舞台と書きましたが、ソー達神々が住んでいるアスガルドなどは美麗なCGで表現されており、その描写に圧倒されます。
メインストーリーとしては、若気の至りから力を奪われ地球に追放されたソーが、人間との関わりを経て自分の行いを反省し悪を倒す・・・という王道というか新味のないものではありますが、「アイアンマン」や「アイアンマン2」に登場した政府機関S.H.I.E.L.D.のコールソンや、そして後の「アベンジャーズ」のヒーローの一人であるホークアイも短いながら初登場して物語を盛り上げてくれます。
特に「アベンジャーズ」では、ソーの弟ロキが重要な位置を占める役どころです。
一方で本作のヒロインであるナタリー・ポートマン演じるジェーンは「アベンジャーズ」には登場せず、本作の後どうなったのかな・・・と思わないでもないですが。
いずれにせよ本作は「アベンジャーズ」を楽しむ上でも欠かせない一本です。
まあ「マーベル・シネマティック・ユニバース」で見なくても良い作品はほとんど考えられませんが・・・。
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