「Silicon Valley(シリコンバレー)」シーズン1エピソード1を英語字幕で見た感想

IT企業を立ち上げた若者たちのリアルな生き方をコミカルに描く大人気ドラマ「シリコンバレー」のシーズン1エピソード1を英語字幕で見た感想です。

コメディドラマですが、かなりシニカルでブラックな笑いが多いですね。
あとトレイラーを見てもおわかりのとおりFワードもバンバン出てきます。
そしてタイトルの「シリコンバレー」のとおりIT企業の世界が舞台のため、万人向けとは言えないかもしれません。
しかし特にIT業界に身を置く人たちを始めとして多くの人に絶賛されているドラマです。

現在シーズン4まであり、シーズン1が8話、シーズン2~4が10話と比較的エピソードが少ないので気軽に見始めることができるのではないでしょうか。
「フレンズ」などはシーズン10まであって各シーズンが24~25エピソードありますからね。

さてそのシリコンバレーのシーズン1エピソード1ですが、冒頭から色々固有名詞が出てきます。
Liquid shrimp. It's 200 dollars a quart. Wylie Dufresne made it.
と、脈絡なくWylie Dufresneという名前が出てきますが、調べるとニューヨークの有名なシェフなんですね。もちろん実際にこの人が作ったのではなくジョークの類のセリフです。

続いて、
Look Dustin Moskovitz. Elon Musk. Eric Schmidt.
というセリフがありますが、これらは実在の人物でそれぞれFacebookの創業メンバー、民間ロケット会社スペースXなどの創業者、Google会長です。

そして
I mean, Kid Rock is the poorest person here. Apart from you guys.
というセリフにあるKid Rockは冒頭に出てくる実在のミュージシャンです(集まっているのがITオタクばかりで全く盛り上がりませんが)。

またギルフォイルが
I'm a LaVeyan Satanist with some theistic tendencies.
と言う部分がありますが、LaVeyan Satanistはアントン・ラヴェイ(Anton LaVey)が興したサタン崇拝のオカルトです。この関係のネタも後々出てきます。

コード(プログラム)関係の話でわかりにくいのが、アーリックのセリフ、
Ask me what nine times f is. It's fleventyfive.
です。
その前の部分の会話で出ているとおり、プログラムでは16進法(hexadecimal)が使われ、0~9とA~Fの文字を使い、A=10、B=11、C=12、D=13、E=14、F=15となってFの次は桁が繰り上がって10(=10進法の16)になります。
アーリックはfの9倍と言っていますが、f(=F)は15なので、15×9=135です。
これを16進法で表すとF5、日本語的に無理やり読むとFじゅうご、つまりこれを英語で無理やり読むとfleventy five・・・なのですが、実はfの9倍はF5にはならないんですね(笑)。
135を16で割ると8余り7なので、16進法だと135は87になります。
ちなみにF5は10進法では16×15+5=245になります。

ドラマから大分離れましたが、日本ではあまりなじみがないけどもアメリカでは当然のように知られている、という事項が色々あって面白いですね。

エピソード1では主人公のリチャードが起業した会社の方向性について決断し、これから様々な出来事に遭遇していくことになります。
テストのための英語学習にはあまり向かないドラマですが(笑)、楽しみながらネイティブ同士のリアルな会話に慣れていくためには非常に有用ではないでしょうか。


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