2008年に公開された「マーベル・シネマティック・ユニバース」の2作目、「インクレディブル・ハルク」です。
第1作目の「アイアンマン」よりも英語は聞き取りやすいですね。
そもそも会話部分が大分少ないですし。
ちなみにhulkは「廃船」という意味の単語です。
作中、ハルクに変身した主人公ブルース・バナーを目撃した大学生がテレビの取材に
It was like this huge, like, hulk!
と言ったことで、メディアがハルクと呼ぶようになったという設定です。
全体的に使われている単語はそこまで難しいものは少ないですし、アクションも多いのでストーリーは理解しやすいのではないでしょうか。
敵役は「abomination(アボミネーション)」ですが、この単語は「憎悪」という意味の普通名詞です。ちなみにabominationを語源的に見ると、abがawayの意味を持ち、ominationはomen(前兆、縁起)から来ています。
ハルクと同じように普通名詞が固有名詞のように使われているわけですね。
映画としては、「アイアンマン」に比べて特に最初の方は大分地味な印象があります。
日本でも有名だった格闘家が少し出てきて驚いたりはしますが(笑)。
冒頭シーンの実験後、ブルース・バナーはブラジルに隠れ住んでおり、潜伏の雰囲気を出すためか映像も暗い感じです。
物語がある程度進んで主要な登場人物が出そろい、ブルースがハルクになったり、アボミネーションが出てきたりするとどんどん映像が派手になってきて、前半と大分様変わりします。
「マーベル・シネマティック・ユニバース」の世界観から見ると、後にヒーローが集結する「アベンジャーズ」では、ブルース・バナーの配役が変わっており、また恋人であったリブ・タイラー演じるベティを始めとする本作の主要人物が全く出てこないので、つながりとしては希薄な感じはします。
エンドロールの後の映像で「アベンジャーズ」につながるシーンが出てくるのですが、その時に登場した本作の人物は「アベンジャーズ」には登場しません(後のシリーズ作品に登場します)。
もちろん「インクレディブル・ハルク」は「アベンジャーズ」の主要なヒーローの一人であり、「アベンジャーズ」をより楽しむためには本作は外せません。
英語も字幕があればそこまで理解は難しくなく、楽しめる作品だと思います。
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