「The Big Bang Theory(ビッグバンセオリー)」シーズン1エピソード4を英語字幕で見た感想


海外ドラマ「ビッグバンセオリー」シーズン1エピソード4を英語字幕で見た感想です。

最初のやりとりで、シェルドンが
I’ve been thinking about time travel again.
と言ったのに対してレナードが、
Why, did you hit a roadblock with invisibility?
と言っています。
hit a roadblockで、交通止めに突き当たるから転じて行き詰る、困難にぶつかるという意味になります。invisibilityは「不可視性」という意味ですが、シェルドンのタイムトラベルとの対比で考えると、SF的に透明人間になるという意味だと思います。
透明人間になる研究は行き詰ったのかい?と返しているわけですね。

それに対してシェルドンは
Put it on the back burner.
とさらに返していますが、これは後方のコンロにかける、つまりその話題をわきに置いて、といったような意味になります。

ということでいきなり冒頭から難しいですね・・・。

その後の大学でのパーティーの後、ペニーとシェルドンがスーパーへ行く途中、ペニーが
So you got canned, huh?
と言いますが、get cannedで「首になる」というスラングになります。

そしてスーパーでは、ビタミン剤は過剰に取っても排出されるだけで、高価な尿の原料になるだけだ、と言うシェルドンに対し、ペニーが
Well, maybe that’s what I was going for.
それが目的なのよ、という風に返したところ、シェルドンは
Well then you’ll want some manganese.
とマンガンを探し始めます。
マンガンは日常生活であまり欠乏することがないので、まさに尿として排出されるだけだからと考えられます。

その後、シェルドンが光る魚の実験をレナードに説明するシーンで、
I read an article about Japanese scientists, who inserted DNA from luminous jellyfish into other animals, and I thought hey, fish nightlights.
と日本人科学者のことについて言及しています。
これは実話で、オワンクラゲ由来の光るタンパク質の発見でノーベル賞を受賞した下村脩氏のことを指しています。
ちなみにこの光る魚はグローフィッシュ(Glofish)という商品名でアメリカでは実際に売られているそうです。

続いて、本エピソードでシェルドンの母親が登場します。
シェルドンと違い信仰心に篤いキャラクターで、あまり信仰心の感じられないシェルドンを始めとするメンバーとの掛けあいはかなり面白いですね。

シェルドンの母親は登場後すぐに、頑固な気質を父親から、目を母親から受け継いだと言った後に、
All that science stuff, that comes from Jesus.
科学的なことは全部イエスから頂いた、と言います。
また、部屋から出てこないシェルドンを、
He may stay in there ‘til the Rapture.
と、Raptureまで出てこないわよ、と言っていますが、このRaptureは「携挙」と言ってキリスト教における終末論のことです。日本人には全く馴染みがないですが・・・。
さらにそれに対してペニーが
Are we so sure that’s a bad thing?
と言っているのも笑えます。

またユダヤ人のハワードとインド人のラジには、
Now after a moment of silent meditation I’m going to end with “In Jesus’ Name” but you two don’t feel any obligation to join in. Unless, of course, the holy spirit moves you.
と食前のお祈りについて一言ことわっていますね。
その直前のセリフ、お祈りの部分ですが、
we pray that you help Sheldon get back on his rocker.
のget back on his rockerは、off one' rockerで「正気を失う、気が狂う」という口語があることから、「正気に戻る」という意味になると思われます(辞書には出ていません)。

今回はシェルドンの母親が大活躍する話でした。
かなり面白いキャラでこれからもちょこちょこ登場するようですので楽しみです。

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